使っている冷蔵庫が壊れてしまったり、新しく買い替えたいとき、どのように処分したらよいのでしょうか?
廃棄する場合には、他の家電とはちょっと違う方法になるのをご存知でしたか?冷蔵庫の処分方法についてお伝えします。
■条件が揃っていれば買い取ってもらえる場合も
有名なメーカーの冷蔵庫で型番が新しく、動作に問題のないものであれば、リサイクルショップに買い取ってもらう方法があります。
正常に動作する冷蔵庫であれば買い取ってもらえる可能性がありますが、冷蔵庫の寿命はだいたい10年ほどですので、製造から3年から5年ほどの比較的新しい冷蔵庫であれば買い取ってもらますが、それ以上経っていると買い取って貰えないこともありますので注意しましょう。古くてもキレイで正常に動くものであれば、買い取って貰える可能性もありますので、お近くのリサイクルショップに問い合わせているとよいでしょう。
■廃棄する場合
上記の条件に当てはまらなかったり、もとより壊れてしまって処分したい場合は、業者に依頼をして廃棄する必要がります。冷蔵庫は、家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)によりリサイクルが義務付けられています。
燃えるごみの様に指定された日に家の前に出しておいたら回収してくれるわけではないので注意しましょう。
●家電リサイクル法のおさらい
「家電リサイクル法」とは、「特定家庭用機器再商品化法」と言い、特定家庭用機器4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)について、再生可能な部品や材料をリサイクルして廃棄物を減量し、資源として有効利用を推進するための法律で、「家電リサイクル券」を用いたリサイクルをすることが定められています。その他の家電は、スーパーなどで購入できる「粗大ごみ処理券」で回収してもらえますが、冷蔵庫を含む上記4種類はそれでは回収してもらえないので注意が必要です。家庭用冷蔵庫の主要メーカーのリサイクル料金は、小型(170リットル以下)で3600円、大型(171リットル以上)で4600円ほどですが、メーカーによって料金が異なる場合があります。
メーカー別のリサイクル料金を知りたい方は、一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センターのホームページ(http://www.rkc.aeha.or.jp/guide/recycle_price.html)から確認できます。
・処分方法1:買い替えるお店に依頼する
新しい冷蔵庫に買い換える場合、商品を届ける際に引き取ってくれます。引き取りに、別途5000円前後の料金がかかります。新品を購入する際に、古くなったものを引き取ってもらえるか確認しましょう。
・処分方法2:指定引取場所に直接持ち込む
家電リサイクル券を、郵便局(ゆうちょ銀行)で購入して、指定引取場所へ直接持ち込みます。販売店に依頼するとかかってしまう引き取りの費用は節約できますが、個人で冷蔵庫を運搬するのは相当大変なので無理をせず、可能であれば業者に依頼をしましょう。
■廃品回収業者に依頼する
無料や格安で冷蔵庫を引き取ってくれる廃品回収業者を利用することは避けましょう。家電リサイクル、引き取りにかかる費用も、たしかに浮いたら助かる額ではありますが、不法に営業している業者だった場合、あなたから回収したのち、その冷蔵庫が不法投棄されてしまう可能性もあります。素人が判断するのは難しいですが、きちんとした認可を受けた業者であるかわからない場合は利用しないようにしましょう。
■正しく処分しよう!
いかがだったでしょうか。今回は、不要になった冷蔵庫の処分方法についてお伝えしました。
新しいものや、状態の良いものはリサイクルショップで買い取りの可能性が大いに残っています。簡単な査定や、出張買取を行ってくれる業者も多いので、処分を検討したら問い合わせてみましょう。
もし買い取って貰えない場合は、きちんと手順を踏み、正しい手順で処分しましょう。知らぬ間に不法投棄の片棒を担いでいて、環境破壊を行っていたとなったらたまりませんもんね。